食つな

【わいんの和】⑩

2020年4月21日

こんにちは、(わいんの和)です。

 

前回に引き続き【ボルドーワイン1855年の各付け】を説明します。

 

ボルドー市は商工会議所に依頼し、すでに当時の取引価格に基づくリストを作成していた仲買人組合に格付けの依頼を行いました。

ボルドーメドック地方のシャトーから、約60の赤ワインが1級から5級までの5段階で評価され、第1級に選ばれたのは、メドック地区の「シャトー・ラフィット・ロートシルト」、「シャトー・マルゴー」、「シャトー・ラトゥール」、グラーブ地区の「シャトー・オー・ブリオン」という今日でも有名な4つのシャトーです。

そこに前回お話をしました、「シャトー・ムートン・ロートシルト」が昇格し、

1級の仲間入りをしまし事で、現在の第1級格付けワインは5銘柄となっています。

 

この格付けは約160年経過した現在でも取引価格や、買い手の目安となっています。

もちろん、格付け2級~5級のワインも素晴らしいものばかりですし、色々なエピソードが満載ですので、ゆっくりと説明をして行きます。

 

ここで格付け1級シャトー5つの内、2つに【ロートシルト】の名前が付いている事に気づかれた方もいるかと思います。

 

Rothschild

英語読みでは(ロスチャイルド)、フランス語読みは(ロッチルド)、

ドイツ語読みが(ロートシルト)ワイン業界では、このドイツ語読みの(ロートシルト)が一般的によく使われています。

勿論、どの読み方も間違いではありませんが、ここでは(ロートシルト)を使わしていただきます。

 

では(ロートシルト)とは何?

少し余談になりますが、ワインの世界から違う世界の知識が広がる事もあります。

次回、(ロートシルトについて)掘り下げてみたいと思います。