食つな

【わいんの和】⑭

2020年6月27日

第14回

 

こんにちは、【わいんの和】です。

 

前回に引き続き、フランス、ボルドーワイン。その中でも特に素晴らしいワインが作られるメドック地区、ポイヤック村産のワイン紹介です。

 

ポイヤック村はフランスの首都パリのメインターミナル、モンパルナス駅から電車で約2時間。

葡萄品種は、土壌によく適したカベルネソーヴィヨンが主体に植えられ、メルローなどとブレンドされてワインが造られるため、長期熟成型が多いのも特徴です。

 

格付け第1級ワインが5つある中で、このポイヤック村には、3つ!のシャトーがひしめいています。

 

1つ目は、1級の中でも筆頭格と言われる【シャトー ラフィット ロートシルト】以前にも触れましたが、フランス・ロートシルト家が所有するシャトーが作るワインで、格付け第1級の中でも筆頭と言われるフランスを代表するシャトーです。

 

2つ目は、同じくロートシルト家のワイン(イギリス・ロートシルト家所有)【シャトー ムートン ロートシルト】第9回でも触れたように、毎年ラベルのデザインが変わり、しかもすべて超有名な画家の方々の作品。世界中に収集コレクターが多いシャトーの一つです。そして格付けの長い歴史の中で、唯一見直しがおこなわれ、2級から1級へと昇格したムートン ロートシルトは、ワイン愛好家の中で話題が尽きない素晴らしいワインです。

 

3つ目は、【シャトー ラ トゥール】歴史的にも1330年頃には資料などにも登場しています。日本で比べると鎌倉時代から室町時代へと移るころ、約700年前には存在しているシャトーであり、いつの時代も常に完璧を追い求める結果、常に安定した品質と他を圧倒するような雄大な味わい。1級格付けのワインの中でも確固たる地位を築き上げています。

 

このようにポイヤック村には、素晴らしいシャトーが沢山存在します。残り2つの格付け第1級シャトーは、それぞれがマルゴー村、ペサック・レオニャン村にあります。次回はその2つのシャトーをご紹介します。