食つな

【わいんの和】㉕

2021年6月9日

こんにちは。【ワインの和】です。

さて、前回の続きとしてブルゴーニュの

3地域の特徴を紹介します。

 

[コート・シャロネーズ地区]

コート・ド・ボーヌ地区のすぐ南にある

小さな地区で、コート・ド・ボーヌと

土壌も似ており、比較的カジュアルな

ピノ・ノワールとシャルドネのワインを

造っています。味わいはフルーティで

バランスに優れています。

 

「マコネ地区]

コート・シャロネーズ地区の南に広がる

地域で、主にシャルドネから造られる

白ワインが有名です。特に南部にある

 Pouilly-Fuisse プイイ・フュイッセ

という村名ワインは品質が高いことで

知られています。また、石灰質の強い土壌も

あることからミネラル香を特徴としています。

 

「ボージョレ地区」

ブルゴーニュ地方最南部に位置する地区で、

おもにガメイから赤ワインが造られて

おり、生産量の約半分がヌーヴォーとして、

11月の第3木曜日以降に出荷されます。

日本の方には、ボージョレ・ヌーヴォーが

有名すぎて一番なじみのある産地かもしれません。

ですが、ボージョレはヌーヴォーだけではなく

普通のボージョレワインも造られて

いるので、ガメイの特徴でもあるベリー系の香りや、

ものによっては苺ジャムのような香りを

楽しむのもおもしろいです。

また北部のワインには骨格がしっかりし、

長期熟成タイプのものもあります。

 

ここまで、ざっくりとブルゴーニュ地方について

お話させていただきました。

この地ではローマ時代から修道士たちが開墾し、

これまで長い歴史のなかで大切に

この素晴らしい土地が守られ、生産者たちの

努力や誇りにより本当に偉大なワインが生み出されています。