こんにちは、【わいんの和】です。
まずは格付け第2級ワインの筆頭であり、【スーパーセカンド】と呼ばれる
シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ。
ラベルには立派なライオンが座った像があしらわれた「門」が印象的で、
格付けが見直されれば、必ず1級に昇格するワインとも言われています。
また、【レオヴィル】を名乗るワインはボルドーには3か所あり、
すべてが第2級の格付けを持ち評価も高いものばかりです。
「レオヴィル3兄弟」と呼ばれて名声を得ています。
最初に紹介した、
「レオヴィル・ラス・カーズ」を筆頭に
「レオヴィル・ポワフェレ」
「レオヴィル・バルトン」
の3つのレオヴィルは、
元々は1つの畑が分家して今に至っています。
3つの畑の中でも
「レオヴィル・ラス・カーズ」
一番大きく、あのシャトー・ラ・トゥールの畑と隣接する、絶好の位置にあります。今では所有者(オーナー)が変わり、名前だけがそれぞれ残っています。
「レオヴィル・ポワフェレ」
当初は、3つの畑中で一番評価が低くされていましたが、最近新樽使用比率を上げ、
有名コンサルタントの指導などで品質向上が目覚ましく、ワイン業界の評価はラス・カーズより上になってきています。
「レオヴィル・バルトン」
非常に薫り高くバランスが良く、早くから楽しめて熟成もします。
また、コストパフォーマンスも良く、ボルドーワインファンからは人気があるワインです。
先に説明したようにボルドーの中でも各村で特徴が大きく分かれます。
今回のレオヴィル3兄弟はすべて【サンジュリアン村】で産出されるワインです。
このサンジュリアン村には
第3級に格付けされている「シャトー ラグランジュ」があります。
ラグランジュも非常に歴史があるシャトーですが、色々なオーナーの変更、世界大恐慌などがあり、品質は低下する一方でしたが、1983年に欧米以外の企業で初めて経営に参画
した日本のサントリーが改革を行い、現在は見事にその名声を復活させています。
次回は、サンジュリアン村にも劣らないメドックの銘醸地
【ポイヤック村】のワインに触れていきます。