こんにちは。【わいんの和】です。
前回からの続きで、
白ブドウの主な3品種をお話ししていきます。
[シャルドネ]
万人受けする品種で栽培のしやすさから世界中で栽培されています。
これといった特徴がないことが特徴ともいえますが、
テロワールの個性を素直に表現してくれ、
樽での熟成にもよくなじみ、軽いものから重厚なものまで造られています。
冷涼な産地ではレモン、ライムなど柑橘系の香り、
温暖な産地ではパイナップル、マンゴー、パッションフルーツのような香り、
また樽からのヴァニラやトーストの香りも感じられ、味わいにもコクがあります。
[リースリング]
シャルドネと並ぶ「二大高貴白ブドウ」のひとつで、
ドイツやフランスのアルザス地方で多く栽培されています。
冷涼な産地のものは
レモン、グレープフルーツ、青リンゴ、フレッシュハーブのようなさわやかな香り。
温暖な産地ではリンゴや洋梨、コンポートしたフルーツの香りがします。
味わいは非常に強く、シャープで豊かな酸味が最大の特徴です。
フランスのアルザス地方ではすっきりとした酸味のある繊細な辛口ワインが造られ、
またドイツのシュペトレーゼやアウスレーゼといわれるランクのワインは
甘みと豊かな酸が相まってお酒の苦手な方にもおすすめです。
[ソーヴィニョン・ブラン]
フランス・ロワール地方やボルドー、ニュージーランドなどで栽培されています。
香りは華やかで、青草を思わせるグリーン系の香り、グレープフルーツの香りがします。
また、温暖な産地ではパッションフルーツなどのトロピカルな香りを感じることもできます。
味わいは酸がやや強めのさっぱりとした味わいで、口の中を爽やかにしてくれます。
また軽やかなタイプのものが一般的ですが、ボルドー地方では樽熟成をした
重厚なタイプも造られています。
これらを
シャルドネを軸としてもっとフルーティーな感じのが良ければリースリング。
もっとすっきりしたのが良ければソーヴィニョン・ブラン。といったイメージです。
以上で6品種の特徴をお伝えしましたが、同じ品種でも産地などにより
味わいも香りも変わってきます。
ですが、なんとなく大まかにでもイメージができるとワインを選ぶ楽しさや
お料理にも合わせやすいかと思います。