こんにちは、【ワインの和】です。

 

ブルゴーニュには多くのワイナリーがありますが、

大きく分けて二つの業態があり、それぞれ

ドメーヌ、ネゴシアンと呼ばれています。

 

ドメーヌとは、自社畑をもち、

栽培から醸造、熟成、瓶詰めまでを行う

ワイン生産者のことです。

比較的小規模で、多くが家族経営です。

栽培から醸造まですべて行うため

畑や生産者の個性が出やすく、

人気が高いことが多いです。

 

ネゴシアンとは、自社畑を持たず、

ブドウ農家などからブドウを買い付けて、

醸造、熟成して販売するワイナリーのことで、

比較的規模が大きく、

品質は平均的で安定しているのが特徴です。

 

また、ブルゴーニュは

「隣同士の畑でも、味が変わる」

と言われるように、畑が重要とされています。

A.O.C.（Appellation d’Origine Controlee

［アペラシオン・ドリジヌ・コントローレ］

の略称で、原産地呼称のこと）

も畑名まで表示されており、

細かく分けられています。

ラベルに表示される産地名が、

地方名、地区名、村名、畑名と狭くなるにつれ、

上級なワインということになります。

Grands Crus　グラン・クリュ（特級畑）

Premiers Crus　プルミエ・クリュ（一級畑）

村名A.O.C.

地区名A.O.C.

地方名A.O.C.

 

さらに、ブルゴーニュ地方では、一つの畑を

複数の生産者が所有しているのが一般的です。

つまり、同じ畑（同じ名前）のワインを、複数の

生産者が様々なラベル、値段で販売しているので、

色々とややこしく、難しいと言われる原因に

なってしまっています。

一方で、ひとつの畑を一軒の生産者だけが

所有している場合（ロマネ・コンティなど）は、

Monopoleモノポール（単独所有）と呼ばれます。

 

歴史的な背景などにより、複雑になり難しい

イメージを持ってしまいますが、この地の人々の

ワインへの情熱や誇り、偉大な土地から生まれる

素晴らしいワインに世界中の人が、魅了されています。

 

 

 

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